“おとど”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
大臣76.9%
御殿15.4%
御届5.1%
殿2.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
大臣おとどふみもえとらず、手わななきてやがて笑ひて、今日はづちなし、右の大臣にまかせ申すとだにいひやり給はざりければ々々」
余録(一九二四年より) (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
後醍醐も、后町きさきまちのどの妃の局へもお通いは見えなかった。ひとりよる御殿おとどに悶々と御寝ぎょしもやすからぬご様子だった。
この通りに封をせぬのは可笑おかしい、こんな馬鹿な事はないがこのまま御届おとどけ申します。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
長き歌を牡丹にあれの宵の殿おとど妻となる身の我れぬけ出でし
みだれ髪 (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)