御届おとど)” の例文
旧字:御屆
さて、小僧ますをとりて酒を入れ候に、酒はこともなく入り、つい正味しょうみ一斗と相成あいなり候。山男おおいわらいて二十五文をき、瓢箪をさげて立ちり候おもむき、材木町総代そうだいより御届おとど有之これあり候。
紫紺染について (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
この通りに封をせぬのは可笑おかしい、こんな馬鹿な事はないがこのまま御届おとどけ申します。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)