“だいじん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
大尽63.5%
大臣27.0%
大盡5.4%
大人4.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「貧乏性だわねえ、あんたは。今日は黄道吉日こうどうきちにちでしょ。お大尽だいじんの仕立て物には、ち祝いということをするもンなのよ、知らない?」
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
大臣だいじんは林をまわりました。林のかげに一けんの大きなうちがありました。日がまっ白にって家は半分はんぶんあかるくゆめのように見えました。
四又の百合 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
ひそかまねき吉之助は古河こが一番の大盡だいじん息子むすこにて江戸のみせ遊藝稽古いうげいけいこの爲に參られ此處へは始めての事なれば隨分ずゐぶん宜敷よろしくはからひくれよ此後も度々連參つれまゐらんと内證を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
とて、小人しょうじんが英雄の心事を解し得ぬにたとえたが、この句はひとり人物の大小の差を示すのみにあらで、小人しょうじんと小人の間にも、大人だいじんと大人との間にも当たる言である。
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)