“たいじん”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:タイジン
語句割合
大人86.3%
滞陣5.9%
対陣3.9%
堆塵2.0%
大仁2.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
柾三氏もおっとりとした大人たいじんの風格があり、子供がないためだろうか、人の集まるのをよろこび、しばしば酒を出してもてなした。
青べか物語 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
教春の一人娘早百合姫さゆりひめは三年前、京都の戦禍がややしずまっていたとき、京都滞陣たいじんの父のやかたに呼び寄せられ、まだ十四さいの少女であったが、以来日々、茶の湯、学問、まい
鯉魚 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
そうほう互角ごかく対陣たいじんであった。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
したがって、堆塵たいじんの中には、水に溶解する石灰分が混っていると見て差支えないのだ。そこで、レヴェズはまず、前室に湯滝を作って濛気を発生させたのだ。
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
大体その道理が分らぬ。婦人のじんというのはその事だ。いわゆる小仁しょうじんを知って大仁たいじんを知らぬ者の言だ。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)