“みどの”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
三留野70.0%
三富野10.0%
三戸野10.0%
御殿10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
やがて全軍は隊伍を調ととのえ、粛々と前進を続けて行く。三留野みどの、坂下、落合川、三つの宿を打ち越えて目差す中津川へ来た時には夜ももう初夜を過ごしていた。
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
信州木曾の読書よみかき村は附(?)三富野みどの及び柿其かきそれの三村を合せ、その頭字を取って附けた新村名だという。右の柿のソレはすなわち一例である。
地名の研究 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
せめては御荷物なりとかつぎて三戸野みどの馬籠まごめあたりまで御肩を休ませ申したけれどそれもかなわず、こう云ううちにも叔父様帰られては面倒めんどう、どの様な事申さるゝか知れませぬ程にすげなく申すも御身おんみため
風流仏 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
彼をその場におきすて、さっさと、妃の宮の御殿みどののうちへ入ってしまわれた。