“三戸野”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
みとの66.7%
みどの33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あなた様が二十歳はたち、わたくしも二十歳の六月。お叱りをうけて、三戸野みとのの山へやられました時、あなた様は、私へこう仰せになりました。
なすあへぎながらものいふが苦しげなれば此方こなたよりこゝはなどゝとはん時のほか話しかけるに及ばずと云へど左れど國自慢に苦しげながら又不問語とはずがたりするも可笑をかし野尻を過ぎ三戸野みとのにて檜笠ひのきがさ
木曽道中記 (旧字旧仮名) / 饗庭篁村(著)
せめては御荷物なりとかつぎて三戸野みどの馬籠まごめあたりまで御肩を休ませ申したけれどそれもかなわず、こう云ううちにも叔父様帰られては面倒めんどう、どの様な事申さるゝか知れませぬ程にすげなく申すも御身おんみため
風流仏 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)