“三室戸”の読み方と例文
読み方割合
みむろど100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
三室戸みむろどなどゝ申す山々が打ち連なって、老松琴を吟じ、夜わたるましらのこえもわびしく、麓には三十三箇所の順礼札を打つ観音堂がござりますが
聞書抄:第二盲目物語 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
私がこの作品の仰せをこうむりましたのは、今から実に二十年もの昔のことで、それはその当時宮中に奉仕しておられました三室戸みむろど伯爵を経てでございました。