“檜笠”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ひのきがさ90.9%
ひがさ9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
こんな風であるから、これも自分には覚えておらぬが横浜から雇った車夫の中に饅頭形の檜笠ひのきがさかぶったのがあったそうだ。
(新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
茸は立衆たてしゅう、いずれも、見徳、嘯吹うそのふき上髭うわひげ、思い思いの面をかぶり、括袴くくりばかま脚絆きゃはん、腰帯、水衣みずぎぬに包まれ、揃って、笠を被る。塗笠、檜笠ひのきがさ、竹子笠、すげの笠。
木の子説法 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
いづれも、塗笠ぬりがさ檜笠ひがさ菅笠すげがさ坊主笠ばうずがさかぶつてるとふ。
くさびら (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)