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『車』
ふりがな文庫
『
車
(
くるま
)
』
私が九つの秋であった、父上が役を御やめになって家族一同郷里の田舎へ引移る事になった。勿論その頃はまだ東海道鉄道は全通しておらず、どうしても横浜から神戸まで船に乗らねばならぬ。が、困った事には父上の外は揃いも揃うた船嫌いで海を見るともう頭痛が …
著者
寺田寅彦
ジャンル
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
初出
「ホトトギス 第三巻第十二号」1900(明治33)年9月10日
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約3分(500文字/分)
朗読目安時間
約4分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
厭
(
あ
)
切々
(
きれぎれ
)
極
(
きま
)
謡
(
うたい
)
人力
(
じんりき
)
冠
(
かぶ
)
勿論
(
もちろん
)
可笑
(
おか
)
土堤
(
どて
)
塩梅
(
あんばい
)
宜
(
よろ
)
急
(
せ
)
果
(
はて
)
椎茸
(
しいたけ
)
檜笠
(
ひのきがさ
)
芒
(
すすき
)
題名が同じ作品
車
(新字旧仮名)
/
宮沢賢治
(著)