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おぼえ
ふりがな文庫
“
覺
(
おぼえ
)” の例文
新字:
覚
もし(
否
(
いゝや
)
、
惡
(
わる
)
い
事
(
こと
)
をした
覺
(
おぼえ
)
もないから、
那樣
(
そんな
)
氣遣
(
きづかひ
)
は
些
(
ちつ
)
とも
無
(
な
)
い。)と
恁
(
か
)
うありや、
何
(
なん
)
の
雨風
(
あめかぜ
)
ござらばござれぢや。
喃
(
なあ
)
、
那樣
(
そんな
)
ものではあるまいか。
旅僧
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
眺
(
ながめ
)
てゐるが此身の
藥
(
くすり
)
で有ぞかしと言を忠兵衞
押返
(
おしかへ
)
し
這
(
こ
)
は若旦那のお言葉とも
覺
(
おぼえ
)
ずお
庭
(
には
)
と雖も廣くもあらず
況
(
まし
)
てや書物に
意
(
こゝろ
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
されど我今默し難し、讀者よ、この
喜劇
(
コメディア
)
の詞によりて(願はくは世の
覺
(
おぼえ
)
ながく盡きざれ)誓ひていはむ 一二七—一二九
神曲:01 地獄
(旧字旧仮名)
/
アリギエリ・ダンテ
(著)
『
貴殿
(
あなた
)
は
何處
(
どこ
)
の
御出身
(
ごしゆつしん
)
ですか』と
突然
(
とつぜん
)
高等商業
(
かうとうしやうげふ
)
出身
(
しゆつしん
)
の
某
(
なにがし
)
、
今
(
いま
)
は
或
(
ある
)
會社
(
くわいしや
)
に
出
(
で
)
て
重役
(
ぢゆうやく
)
の
覺
(
おぼえ
)
目出度
(
めでた
)
き
一人
(
ひとり
)
の
男
(
をとこ
)
が
小介川文學士
(
こすけがはぶんがくし
)
の
隣
(
となり
)
に
坐
(
すわ
)
つて
居
(
ゐ
)
る
新來
(
しんらい
)
の
客
(
きやく
)
に
問
(
と
)
ひかけた。
日の出
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
「
貴方
(
あなた
)
は
人
(
ひと
)
に
對
(
たい
)
して
濟
(
す
)
まない
事
(
こと
)
をした
覺
(
おぼえ
)
がある。
其
(
その
)
罪
(
つみ
)
が
祟
(
たゝ
)
つてゐるから、
子供
(
こども
)
は
決
(
けつ
)
して
育
(
そだ
)
たない」と
云
(
い
)
ひ
切
(
き
)
つた。
御米
(
およね
)
は
此
(
この
)
一言
(
いちげん
)
に
心臟
(
しんざう
)
を
射拔
(
いぬ
)
かれる
思
(
おもひ
)
があつた。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
▼ もっと見る
柳
(
やなぎ
)
の
眉
(
まゆ
)
微
(
かす
)
かに
動
(
うご
)
いて、そつと
私
(
わたくし
)
に
向
(
むか
)
ひ『
何
(
なに
)
かやつて
見
(
み
)
ませうか。』といふのは
腕
(
うで
)
に
覺
(
おぼえ
)
のあるのであらう
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
二十三年の今まで絶えて
覺
(
おぼえ
)
なき異樣の感情
雲
(
くも
)
の如く湧き出でて、例へば
渚
(
なぎさ
)
を閉ぢし池の氷の
春風
(
はるかぜ
)
に
溶
(
と
)
けたらんが如く、若しくは滿身の力をはりつめし
手足
(
てあし
)
の
節々
(
ふし/″\
)
一時に
緩
(
ゆる
)
みしが如く
滝口入道
(旧字旧仮名)
/
高山樗牛
(著)
ほんに承はれば兼がわるう御座升だが孃樣御結婚はなさらず共御心に替り
無
(
なく
)
ば、お嬉しう御座ませう靜夫樣も決て貴女をおわすれは、これ
覺
(
おぼえ
)
がお有でせうと取出す手箱の内
香
(
にほ
)
わせし白ばら一輪
うづみ火
(旧字旧仮名)
/
長谷川時雨
(著)
「金は盜つたが、主人を殺した
覺
(
おぼえ
)
は無いと言ふのか」
銭形平次捕物控:099 お篠姉妹
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
靜
(
しづ
)
め夫は年の頃はいくつ位に候や我が村中に彌太八といふ者なければ我頼みし
覺
(
おぼえ
)
なし
察
(
さつ
)
する所前日の惡者の仲間を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
「いや
弟
(
おとゝ
)
などを
有
(
も
)
つてゐると、
隨分
(
ずゐぶん
)
厄介
(
やくかい
)
なものですよ。
私
(
わたくし
)
も
一人
(
ひとり
)
やくざなのを
世話
(
せわ
)
をした
覺
(
おぼえ
)
がありますがね」と
云
(
い
)
つて、
自分
(
じぶん
)
の
弟
(
おとうと
)
が
大學
(
だいがく
)
にゐるとき
金
(
かね
)
の
掛
(
かゝ
)
つた
事
(
こと
)
抔
(
など
)
を
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
『世を隔てたる
此庵
(
このいほ
)
は、
夜陰
(
やいん
)
に訪はるゝ
覺
(
おぼえ
)
なし、恐らく
門違
(
かどちがひ
)
にても候はんか』。
滝口入道
(旧字旧仮名)
/
高山樗牛
(著)
覺
(
おぼえ
)
の
殘
(
のこ
)
つてゐるのに——
後
(
あと
)
で
私
(
わたし
)
たちも
聞
(
き
)
いた
唄
(
うた
)
が
記
(
しる
)
してある。
火の用心の事
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
も
覺
(
おぼえ
)
させ
又
(
また
)
金者
(
かなもの
)
は
相針
(
あひばり
)
はいくらに
銅
(
あかゞね
)
は
潰
(
つぶし
)
にして何程といふ相場を
聞
(
きゝ
)
一々
手覺
(
ておぼ
)
えに
書留
(
かきとめ
)
させて歸りしが夫より長八夫婦は
店住
(
たなすま
)
ひとなり翌日より
籠
(
かご
)
を
擔
(
かつぎ
)
て
紙屑
(
かみくづ
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
自分
(
じぶん
)
が
手
(
て
)
を
下
(
くだ
)
した
覺
(
おぼえ
)
がないにせよ、
考
(
かんが
)
へ
樣
(
やう
)
によつては、
自分
(
じぶん
)
と
生
(
せい
)
を
與
(
あた
)
へたものの
生
(
せい
)
を
奪
(
うば
)
ふために、
暗闇
(
くらやみ
)
と
明海
(
あかるみ
)
の
途中
(
とちゆう
)
に
待
(
ま
)
ち
受
(
う
)
けて、これを
絞殺
(
かうさつ
)
したと
同
(
おな
)
じ
事
(
こと
)
であつたからである。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
覺
部首:⾒
20画
“覺”を含む語句
目覺
不覺
覺醒
心覺
眼覺
御覺悟
寢覺
感覺
見覺
錯覺
幻覺
小才覺
觸覺
淨覺院
覺束
覺悟
才覺
自覺
知覺
寐覺
...