“此庵”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ここ25.0%
こち25.0%
このいほ25.0%
こゝ25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「どうして此庵ここへは……。まあ上がれ」手を取って一室へ。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ヂョン はて、とゞけることをうせなんだのぢゃ。……これ、此通このとほってもどった。……此庵こちとゞけうとおもうてもな、みな傳染でんせんこはがりをるによって、使つかひをとこさへもやとへなんだわいの。
『世を隔てたる此庵このいほは、夜陰やいんに訪はるゝおぼえなし、恐らく門違かどちがひにても候はんか』。
滝口入道 (旧字旧仮名) / 高山樗牛(著)
ロレ (傍を向きて)それはおそうせねばならぬ仔細わけが、此方こちわかってをらなんだらなア!……あれ、御覽ごらうぜ、ひめ此庵こゝにわせられた。