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坤軸
ふりがな文庫
“坤軸”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
こんじく
66.7%
こんぢく
33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
こんじく
(逆引き)
以前はこれが一面の目を驚かすものだったが、何の年かの大地震に、
坤軸
(
こんじく
)
を覆して、左右へ裂けたのだそうである。
瓜の涙
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
かの
鰲背
(
ごうはい
)
を
聚
(
あつ
)
めて丘の如く、その
勢
(
いきほひ
)
を
拒
(
ふせ
)
がんと為れど、触るれば払ひ、当れば
飜
(
ひるがへ
)
り、長波の
邁
(
ゆ
)
くところ
滔々
(
とうとう
)
として破らざる
為
(
な
)
き
奮迅
(
ふんじん
)
の力は、両岸も為に震ひ、
坤軸
(
こんじく
)
も為に
轟
(
とどろ
)
き
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
坤軸(こんじく)の例文をもっと
(6作品)
見る
こんぢく
(逆引き)
又、
坤軸
(
こんぢく
)
に根ざすの巌なり。地殻層上の力、
其
(
その
)
杆
(
てこ
)
如何
(
いか
)
に強しと
雖
(
いへ
)
ども、又動かすに由なし、人生最大の権威、一にこの信念の巌上に建てらる。
閑天地
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
五重
巍然
(
ぎぜん
)
と聳えしさま、金剛力士が魔軍を
睥睨
(
にら
)
んで十六丈の姿を現じ
坤軸
(
こんぢく
)
動
(
ゆる
)
がす足ぶみして
巌上
(
いはほ
)
に突立ちたるごとく、天晴立派に建つたる哉、あら快よき細工振りかな
五重塔
(新字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
坤軸(こんぢく)の例文をもっと
(3作品)
見る
“坤軸”の意味
《名詞》
坤軸(こんじく)
想像上の大地を貫通する軸。地軸。
(出典:Wiktionary)
坤
漢検準1級
部首:⼟
8画
軸
常用漢字
中学
部首:⾞
12画
“坤”で始まる語句
坤
坤竜
坤竜丸
坤方
坤兌
坤吟
坤度
坤河
坤為
坤道
“坤軸”のふりがなが多い著者
尾崎紅葉
小島烏水
幸田露伴
石川啄木
泉鏡花