“杆”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
さお66.7%
てこ33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
昔モーセがイスラエル民族を率いて曠野の旅を続けていた途中、罪を犯した多くの民が蛇にまれた時、モーセは銅をもって蛇を造りこれをさおの上に載せておいた。
「ええ、忌々しいよ、のっぺり面の極道者めらが!」と、おさんどんは口汚なく罵りながら、なんとか鉄のさおにとっつかまって、ぐらぐらする樽から脱け出そうと懸命だった。
又、坤軸こんぢくに根ざすの巌なり。地殻層上の力、そのてこ如何いかに強しといへども、又動かすに由なし、人生最大の権威、一にこの信念の巌上に建てらる。
閑天地 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)