“相率”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あひひきゐ33.3%
あいひき16.7%
あいひきい16.7%
あとも16.7%
あひひき16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
小野富穀ふこくの如きは例として随従した。安政三年八月二十五日に門人数人が先生の終日家に帰らぬを予期して、相率あひひきゐて仮宅に遊んだ。わたくしも此横著者の一人であつた。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
第二十九条 吾党の男女は、みずから此要領を服膺ふくようするのみならず、広く之を社会一般に及ぼし、天下万衆と共に相率あいひきゐて、最大幸福の域に進むを期するものなり。
修身要領 (新字旧仮名) / 福沢諭吉慶應義塾(著)
惟うに、今の子弟たるもの相率あいひきいて政治・法律の学に赴き、滔々として所在皆なこれなるものは、政学・法学の今本邦に需用ありてこれに応ぜんと欲するものにあらざるなきを得んや(大喝采)。
祝東京専門学校之開校 (新字新仮名) / 小野梓(著)
この時市の忍齒おしはの王相率あともひて、淡海にいでまして、その野に到りまししかば、おのもおのもことに假宮を作りて、宿りましき。
群衆心理はすなはち衆愚心理なのであるから、皆自から主たるあたはざるほどの者共が、相率あひひきゐて下らぬ事を信じたり、下らぬ事を怒つたり悲しんだり喜んだり
平将門 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)