“寒沢”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
さむさは50.0%
さむさわ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
武揚は是より先幕府の軍艦奉行であつたので、八月十九日軍艦数隻をひきゐて品川湾を脱出し、途次館山、寒沢さむさはに泊し、北海道を占領せむと欲して先づ室蘭附近に向つたのである。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
短褐たんかつ孤剣、武総の野を経て、水戸に赴き、白川に出で、会津に入り、越後に往き、佐渡に航し、転じて羽州を貫き、さらに寒沢さむさわいたり、遙かに函館海峡を隔てて松前を望み
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)