ぐん)” の例文
しやうめいくるのにはすなは其家そのいへわすれ、ぐんのぞんで約束やくそくすればすなは其親そのしんわすれ、(一六)枹鼓ふこることきふなればすなは其身そのみわする。
そののちのこと、ぐんは、かわをはさんでてき対峙たいじしたのでした。その結果けっか敵前上陸てきぜんじょうりく決行けっこうしなければならなかった。
とびよ鳴け (新字新仮名) / 小川未明(著)
いますと、たけりきっていたねこぐんもねずみのぐんも、おとなしくなって、和尚おしょうさんのかおました。
猫の草紙 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
弓杖ゆんづゑ炎天えんてんいはほいて、たまなす清水しみづをほとばしらせて、かわきあへぐ一ぐんすくつたとふのは、けだ名将めいしやうことだから、いま所謂いはゆる軍事衛生ぐんじゑいせい心得こゝろえて、悪水あくすゐきんじた反対はんたい意味いみ相違さうゐない。
銀鼎 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
ましぐらに進み行きけるぐんのあと馬縡切こときれぬ草は喰みつつ
黒檜 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
フランケの自由なぐんはエリスへ進め。9470
しかしてわがぐん悉く海を渡りて辭し去らむ。
イーリアス:03 イーリアス (旧字旧仮名) / ホーマー(著)
ぐん魚鼈ぎょべつとなる
三国志:09 図南の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ここおいせいぐんものをして、(五三)萬弩ばんどみちはさんでふくせしめ、(五四)していはく、『くれがるをともはつせよ』
はなしかわって、こちらは、戦場せんじょうであります。てきは、ごわくわがぐん前進ぜんしんをさまたげている。ちゅう一の部隊ぶたいは、クリークをへだてて、そのてきかいあっていました。
赤土へくる子供たち (新字新仮名) / 小川未明(著)
和尚おしょうさんはまずねずみのぐんかって
猫の草紙 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
拘束するに及ばぬこのぐん
((莊賈ノ使者))すでき、いまかへるにおよばず。((穰苴))ここおいつひ莊賈さうかり、もつて三ぐんとなふ。三ぐんみな(一九)振慄しんりつせり。
士卒しそついまかず、百せいしんぜず。ひとにしてけんかろし。ねがはくはきみ寵臣ちようしんくにたつとところもつぐんかんせしめば、すなはならん
いはく、『三ぐんしやうとして士卒しそつをしてたのしましめ、敵國てきこくをしてあへはからざらしむるは、いづれぞ』と。ぶんいはく、『かず』と。
(四八)せいぐんをしてり十まんかまどつくらしめ、明日みやうにちは五まんかまどつくらしめ、また明日みやうにちは三まんかまどつくらしむ。