“はさん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
破産66.7%
16.7%
16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
財政的にも人格的にも破産はさんしてしまつた旗本には、自分の屋敷を博奕宿ばくちやどに貸したり、妙な女を多勢引入れて、公然密會場所に提供したり、いかさまな藝當を見せたりして
“……いにしへ、松、桜、榎等の列樹、路をはさんでありしを以て名くと云ふ”とある並木町のむかしに、もう一度、返したらどうか?……浅草にだって、一とこ位、無表情なビルディング街の
浅草風土記 (新字新仮名) / 久保田万太郎(著)
“並木町——いにしへ、松、桜、榎等の列樹、路をはさんでありしを以て名くと云ふ。慶安頃まで、樹間に草舎くさやありて、草履草鞋わらぢなどひさぎしのみなりしが、後漸く人家稠密に及び、遂に今の街衢をなす。
浅草風土記 (新字新仮名) / 久保田万太郎(著)
道をはさんで、入口に清水のく、藤棚のかかった茶店があって、(六地蔵は、後に直ぐそのわきに立ったのですが、)——低く草の蔭に硝子ビイドロすだれが透いて、二つ三つ藍色あいいろの浪をいた提灯ちょうちんともれて
河伯令嬢 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)