“夾撃”の読み方と例文
読み方割合
きょうげき100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
第二基人第三基人の役目は攫者等より投げたる球を攫み走者の身に触れしめんとする者にしてこの間に夾撃きょうげき等面白き現象を生ずる事あり。
ベースボール (新字新仮名) / 正岡子規(著)
左右より夾撃きょうげきせられて、敵の艦隊はくずれ立ちたり。超勇はすでにまっ先に火を帯びて沈み、揚威はとくすでに大破してのがれ、致遠また没せんとし、定遠火起こり、来遠また火災に苦しむ。
小説 不如帰  (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)
燕の師勇躍して進み、の軍を敗る。景隆の兵動く。燕王左右軍を放って夾撃きょうげきし、遂にしきりに其七営を破って景隆の営にせまる。張玉も陣をつらねて進むや、城中もまた兵を出して、内外こもごも攻む。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)