“南仏”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ミディ50.0%
ミディイ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
南仏ミディでは、もうミモザの花が散り、モンテ・カルロの夾竹桃ロリーエ・ローズの街路樹が真赤な花をつけているというのに、ここはまだ冬のすがただった。
墓地展望亭 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
さういふ時、彼は朧ろげな記憶を辿つて、子供の時代を過した巴里のこと、彼が十五の時死んだ母親のこと、南仏ミディイの小都会にある母親の実家のことなどを、面白をかしく話してきかせた。
落葉日記 (新字旧仮名) / 岸田国士(著)