“乳呑兒”の読み方と例文
新字:乳呑児
読み方割合
ちのみご100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ところへ、細君さいくんはしどけない寢衣ねまきのまゝ、かしつけてたらしい、乳呑兒ちのみご眞白まつしろちゝのあたりへしつかりといていろあをうしてえたが、ぴつたりわたし椅子いすもとすわつて
怪談女の輪 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
こぼれるほどにつたきやく行商ぎやうしやう町人ちやうにんがへりの百姓ひやくしやう乳呑兒ちのみごかゝへた町家ちやうか女房にようばうをさなおとうといた町娘まちむすめなぞで、一かゝつたふねが、おほきな武士ぶしめに後戻あともどりさせられたのを
死刑 (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)
下女げぢよれてゐた醜女計みにくいをんなばかりをともなふてたので、さうして此女このをんなには乳呑兒ちのみごつた。
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)