“伊太利人”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
イタリイじん25.0%
イタリヤじん25.0%
イタリーじん25.0%
ディエゴ25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
明日はちょうど一月に一度あるお君さんの休日やすみびだから、午後六時に小川町おがわまちの電車停留場で落合って、それから芝浦しばうらにかかっている伊太利人イタリイじんのサアカスを見に行こうと云うのである。
(新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
伊太利人イタリヤじんである自分が、日本の幕府の扶持ふちんで、髪や着物の風俗まで、この国の者とそッくりになって、五十に近い年を迎えようとは……。
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
海蛇うみへびられたとは、しんめうことだとおもつてりましたが、それがよく隱語いんご使つか伊太利人イタリーじんくせで、その書面しよめんではじめてわかりましたよ。
そこで、四人の真実の身分を申しますと、それぞれに紐育ニューヨクエルマイラ監獄で刑死を遂げた、猶太人ジュウ伊太利人ディエゴなどの移住民エミグラントを父にしているのでございます。
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)