“伊太利珊瑚”の読み方と例文
読み方割合
イタリヤさんご100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それはまごうかたもなく当時にあっては何人なんびとも珍重しておかぬ伊太利珊瑚イタリヤさんごの虫きずもない七寸ばかりな生地でした。
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
もっとも、男に与えたばかりでなく、伊太利珊瑚イタリヤさんごの生地を売った金では、自分の虚栄をも満足させていたのです。
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「じゃ、あの伊太利珊瑚イタリヤさんごはどこにあった品物だか、それを言え、その屋敷の名を聞かせろ」
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)