“時化”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しけ97.5%
シケ2.5%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この岡の上は昔から神聖視されたところで、そこにはえらい神(黒狐と言われる)がいて、災害の予告をしたり、時化しけの来襲を告げたりしたという。
親潮に乗って北へ帰る鯨群を追廻していた北海丸は、日本海溝の北端に近く、水が妙な灰色を見せているあたり時化しけの中へ捲き込まれてしまった。
動かぬ鯨群 (新字新仮名) / 大阪圭吉(著)
さらでだに苛立勝いらだちがちの心が、タスカローラの底の泥まで濁らせる樣な大時化しけを喰つて、唯モウ無暗に神經が昂奮たかぶつて居る。
病院の窓 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
男と女とがうちまじって一つ船にのって働いて、もし時化しけで漂流でもした場合におこって来る複雑な問題も考えて、さけられているというわけなのだろうか。
漁村の婦人の生活 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
別荘番の老爺は暗く澱んでゐる海の上を、低く飛んで行く雲の脚を見ながら、『今宵は時化しけかも知れないぞ。』と、幾度も/\口ずさんだ。
真珠夫人 (新字旧仮名) / 菊池寛(著)
時化シケ、米がなくなつて餅がある
其中日記:03 (三) (新字旧仮名) / 種田山頭火(著)