“宝生”のいろいろな読み方と例文
旧字:寶生
読み方割合
ほうしょう80.0%
ほうしやう10.0%
ほうじょう10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
震災で宝生ほうしょう舞台の焼けたということは、報知講堂で宝生流素謡会を開かしめるようになった。今は誰もそれを怪しまぬではないか。
丸の内 (新字新仮名) / 高浜虚子(著)
同じく彼の佳きレパートリイの一つたる「吉原百人斬」の中の宝生ほうしやう栄之丞住居の一席も、艶冶な描写が、いまに私の耳を哀しく悩ましくくすぐつて熄まない。
吉原百人斬り (新字旧仮名) / 正岡容(著)
呂昇ろしょう大隈おおすみ加賀かが宝生ほうじょう哥沢うたざわ追分おいわけ磯節いそぶし雑多ざったなものが時々余等の耳に刹那せつな妙音みょうおんを伝える。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)