“にこ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
莞爾44.7%
煮込23.7%
18.4%
二個2.6%
二箇2.6%
2.6%
2.6%
尼姑2.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼は彼氏をあたかも旧主の如く莞爾にこやかに迎えて、その同伴者たる彼女にも野人らしい愛想を以て敬意を表した。
案内人風景 (新字新仮名) / 百瀬慎太郎黒部溯郎(著)
濠ばた沿いに飯田町へ出て、小石川御門の方へ曲ろうとするところに、煮込にこみおでんと、すしの屋台が二軒見えた。
老中の眼鏡 (新字新仮名) / 佐々木味津三(著)
或いはまた「神代巻」の須勢理姫命すせりひめのみことの御歌にも、「むしぶすまにこやが下に、たくぶすまさやぐが下に」
木綿以前の事 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
武村たけむらが、とう/\御安眠ごあんみん妨害ぼうがいしましたね。』と、水兵すいへいめいじて二個にこ倚子ゐす近寄ちかよせた。
されば今世紀こんせいきおいもつと進歩しんぽ發達はつたつしてるとせうせらるゝ佛國フツこくシエルブル造船所ざうせんじよ一等潜行艇いつとうせんかうていでも、この二個にこ缺點けつてんのあるため充分じゆうぶん働作はたらき出來できず、首尾しゆびよく敵艦てきかん接近せつきんしながら
其中そのうち活火山かつかざんはストロムボリ(たか九百二十六米くひやくにじゆうろくめーとる)とヴルカーノ(たか四百九十九米しひやくくじゆうくめーとる)との二箇にこであるが、前者ぜんしや有史以來ゆうしいらい一日いちにち活動かつどう休止きゆうししたことがないといふので有名ゆうめいであり
火山の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
で、真実ほんとう諫言かんげんをお好みになりまするなら、何よりも先きにお顔をにこやかに遊ばされますやうに……
にこやかに、かぶりを振って
宮本武蔵:05 風の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
およそ北京ほくけい山東さんとう尼姑にこことごとく逮捕して京に上せ、厳重に勘問かんもんし、ついに天下の尼姑という尼姑をとらうるに至りしが、得るあたわずしてみ、遂に後の史家をして、妖耶ようか人耶ひとかわれこれを知らず
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)