“やはら”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ヤハラ
語句割合
49.5%
24.8%
柔術11.4%
9.5%
柔軟2.9%
1.0%
谷原1.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
咽喉から流れるままに口の中で低唱したのであるが、れによつて長吉みがたい心の苦痛が幾分げられるやうな心持がした。
すみだ川 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
宮はみつつ彼の顔色をひぬ。常の如く戯るるなるべし。そのぎて一点の怒気だにあらず、唇頭には笑を包めるなり。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
文章を書くとふよりは柔術を取りさうな恰好で、其頃水蔭亭主人名宣つてました
硯友社の沿革 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
「うむ、一にしてくろ」とおつたはかにいつた。勘次つを等半ぜてそれからきな南瓜つばかり土間べた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
五月が過ぎ、六月が来て私らの皮膚に柔軟かなネルのにほひがやや熱く感じられるころとなれば、西洋料理店の白いテエブルクロスの上にも紫の釣鐘草と苦い珈琲の時季が来る。
桐の花とカステラ (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
マロニエの木立が一斉にかい若葉を着けたので、巴里の空の瑠璃色の渡つたのに対し全市の空気が明るい緑に一変した。が欧洲の春なのであらうが僕等には冬からぐに初夏が来た気がする。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
関東で谷地という多くの村里は多分阿原と同類の地名である。東京の近くでは北豊島郡石神井村大字谷原、新高野山があるために人がよく知っている。
地名の研究 (新字新仮名) / 柳田国男(著)