“彼輩”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かのはい50.0%
あいつ16.7%
かのともがら16.7%
かれら16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いくら先生が貧乏したって、僕だけの経験はめていないんだからね。いわんや先生以上に楽をして生きて来た彼輩かのはいにおいてをやだ
明暗 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
して外国の書をよん欧羅巴ヨーロッパの制度文物をれと論ずるような者は、どうも彼輩あいつ不埒ふらちな奴じゃ、畢竟ひっきょう彼奴等あいつら虚言うそついて世の中を瞞着まんちゃくする売国奴ばいこくどだと云うような評判がソロ/\おこなわれて来て
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
われは彼輩かのともがらのなすところにならひき。そは我意志の最も強き方に從ひたるのみ。我意馬をはしらしめて、その往くところに任するときは、我はかの友だちに立ちおくるゝ憂なかりしなり。
フレザーの『不死の信念ゼ・ビリーフ・イン・インモータリチー』(一九一三年版)一に、こんな例を夥しく挙げて昔彼輩かれらと人と死なざるよう競争の末人敗れて必ず死ぬと定ったと信ずるが普通だと論じた。