“かれら”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
彼等51.5%
渠等44.3%
彼儕1.0%
彼女等1.0%
彼輩1.0%
該獸等1.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ですから彼等かれらのゐる村落附近そんらくふきん山林さんりんは、のちにはだん/\にせまく、まばらになつてて、つひにはまき材料ざいりようにも不足ふそくするようになりました。
森林と樹木と動物 (旧字旧仮名) / 本多静六(著)
仰立おほせたてられなば其事のみにて渠等かれらつみし候なり其上主と家來の事なれば此公事このくじに於ては御前に九分のつよみが之あるゆゑ事の次第しだい
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
而してわれは一々彼等を迎接せざりしかども、半醒半睡の間に彼儕かれらの相貌の梗概を認識せり。
松島に於て芭蕉翁を読む (新字旧仮名) / 北村透谷(著)
俺は彼女等かれらに、再び学生を装つてゐるんだ。そして、君は、俺の先生のつもりに吹聴してあるんだ。年齢は二つ三つ上だし、そんな立派な鬚もあるし……彼女等は疑つてはゐない。
夏ちかきころ (新字旧仮名) / 牧野信一(著)
フレザーの『不死の信念ゼ・ビリーフ・イン・インモータリチー』(一九一三年版)一に、こんな例を夥しく挙げて昔彼輩かれらと人と死なざるよう競争の末人敗れて必ず死ぬと定ったと信ずるが普通だと論じた。
其邊そのへん徘徊はいくわいしてつては、到底とても車外しやぐわいでゝその仕事しごとにかゝること出來できない、そこで、この爆裂彈ばくれつだんばして、該獸等かれらたを追拂おひはらひ、其間そのあひだ首尾しゆびよくやつて退けやうといふくわだてだ。