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『夏ちかきころ』
ふりがな文庫
『
夏ちかきころ
(
なつちかきころ
)
』
あいつの本箱には、黒い背中を縦に此方向きにした何十冊とも数知れない学生時代のノート・ブツクが未だに、何年も前から麗々と詰つてゐる。——尤も扉には必ず鍵がかゝつてゐるが、硝子が曇りでないから、中の書籍は一際見えるのであつた。珍らしいものは持つ …
著者
牧野信一
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「女性 第十巻第一号」プラトン社、1926(大正15)年7月1日
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約33分(500文字/分)
朗読目安時間
約55分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
父
(
フアタア
)
母
(
ムツタア
)
夫
(
うち
)
彼方
(
あつち
)
験
(
しら
)
就中
(
なかでも
)
季
(
どき
)
謝絶
(
ことは
)
陸
(
をか
)
彼
(
あれ
)
際
(
さい
)
此方
(
こつち
)
誘
(
おび
)
疑
(
うたぐ
)
饒舌
(
しやべ
)
炎
(
も
)
気
(
げ
)
源
(
もと
)
彼
(
あ
)
加
(
おま
)
母親
(
おふくろ
)
六
(
むつ
)
稀
(
たま
)
阿母
(
おふくろ
)
嘲笑
(
あざわら
)
何某
(
なにがし
)
何
(
ど
)
先程
(
さつき
)
食卓
(
テーブル
)
関
(
かま
)
容易
(
たやす
)
誌
(
しる
)
術
(
すべ
)
理由
(
わけ
)
性質
(
たち
)
昨夜
(
ゆうべ
)
滾
(
こぼ
)