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『炭坑長屋物語』
ふりがな文庫
『
炭坑長屋物語
(
たんこうながやものがたり
)
』
「北海道のカラフト」 みんな、そこの長屋をそう呼んでいた、 谷間に並べ建てられたカラフト長屋、一日中ろくすっぽ陽があたらず、 どっちり雪の積んでいる屋根から、 煙突が線香を並べたように突き出ていた、 俺は時々自分の入口を間違い、他家の戸口を …
著者
猪狩満直
ジャンル
文学 > 日本文学 > 詩歌
初出
「北緯五十度詩集」北緯五十度社、1931(昭和6)年11月
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約4分(500文字/分)
朗読目安時間
約7分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
稼
(
かせい
)
他家
(
よそ
)
嬶
(
かかあ
)
糯米
(
もちごめ
)
袢天
(
はんてん
)
這入
(
はい
)
酒精
(
アルコール
)