塔婆、石碑の影もない、墓の根に、ただ丘に添って、一樹の記念の松が、霧を含んで立っている。
久しぶりに江戸へ出た記念に、縁もゆかりもない金剛寺の一空和尚の学房へ、いささかまとまったものを献じただけでも、あまり金に困っていないことが、わかるのだ。
“記念”の意味
《名詞》
記念(きねん、稀:かたみ)
思い出に残しておくこと。また、そのためのものや行事。
過去の出来事などへの思いを新たにすること。
施設や大会などが偉人などの名にちなむこと。
特別な機会を祝ったり盛り上げたりすること。
記憶。
形見を参照。
(出典:Wiktionary)
記念(きねん、稀:かたみ)
(出典:Wiktionary)
“記念”の解説
記念(きねん)とは、あとの思い出として何かを残しておくもの、あるいはそれによって残されたものである。近世においては「かたみ」と読まれた例があり、「形見」すなわち象徴的な意味での遺品の意を含んでいた。
(出典:Wikipedia)
(出典:Wikipedia)