“記念品”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かたみ40.0%
スヴニイル20.0%
スーベニイル20.0%
スーヴニール20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
金で大きく蓋の上に定紋ぢやうもんの折鶴を現はした手匣とともに、今は亡き父の記念品かたみとなつて、病院の枕元に置かれてある。
天満宮 (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)
「だから、その晩の下足札げそくふだを一枚貰つて来たんだ。これだつてあの芸者の記念品スヴニイルにや違ひない。」
東京小品 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
不知火銭……おおぜいへ撒くんだから、もとより一包みの銭のたかは知れたものだが、これを手に入れれば、何よりもひとつの記念品スーベニイルで、そのうえ、を払い、福を招くと言われた。
丹下左膳:02 こけ猿の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
二・二六のピストルの弾丸を記念品スーヴニールに身体の中に保存している公然の平和主義者、七十七歳の鈴木さんを首相にご親任になったのは、軍部の朋党組織にたいするあの方の無言の宣戦布告で
だいこん (新字新仮名) / 久生十蘭(著)