表徴しるし)” の例文
我は影によりて焔をいよ/\赤く見えしめ、また多くの魂のかゝる表徴しるしにのみ心をとめつゝ行くを見たり 七—九
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
「そのたての一眼は、愛染明王の淫眼といって、ことに意味深い表徴しるしになっている」
大菩薩峠:23 他生の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
皇帝や王はその権力の表徴しるしとして笏を手に持った。