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しるし
ふりがな文庫
“
章
(
しるし
)” の例文
老いたる教師ハツバス・ダアダアのボルゲエゼ家の車の
章
(
しるし
)
に心づきて、
蹣跚
(
まんさん
)
たる歩を
住
(
とゞ
)
め我等を
禮
(
ゐや
)
したるは、おもはずなる心地せらる。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
椰子の葉は勝利の
章
(
しるし
)
、中空高く、梢の敷桁となつて、光明の中に
搖動
(
ゆれうご
)
きつつ廣がり、しかも其自由の重みに
項垂
(
うなだ
)
れる。
椰子の樹
(旧字旧仮名)
/
ポール・クローデル
(著)
彼は甲組の級長で襟に桜の
章
(
しるし
)
をつけてゐた。そして土曜日に戻つて来ると、新吉のために夜更まで軍艦をつくつた。
淡雪
(新字旧仮名)
/
牧野信一
(著)
赤い織色の
綬
(
きれ
)
に丸形な銀の
章
(
しるし
)
を胸に光らせた人々が続々通る。巡査は剣を鳴して
馳廻
(
かけまわ
)
っておりました。
旧主人
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
……お味方におかれても、何か吉兆の物を兵の
章
(
しるし
)
になされましてはいかがなものとぞんじますが
私本太平記:11 筑紫帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
毛利先生の身ぶりや
声色
(
こわいろ
)
を早速使って見せる生徒——ああ、自分はまだその上に組長の
章
(
しるし
)
をつけた自分までが、五六人の生徒にとり囲まれて、先生の誤訳を
得々
(
とくとく
)
と指摘していたと云う事実すら
毛利先生
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
式場に集る人々の胸の上には、赤い織色の
綬
(
きれ
)
、銀の
章
(
しるし
)
の輝いたのも面白く見渡される。
破戒
(新字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
章
常用漢字
小3
部首:⽴
11画
“章”を含む語句
周章
文章
周章狼狽
徽章
玉章
標章
章魚
勲章
肩章
日章旗
襟章
大章魚
章句
表章
章太炎
文章博士
李鴻章
紋章
春章
周章者
...