“周章者”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あわてもの80.0%
うろたえもの20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その有様は、見物に向って喧嘩を売るような調子でしたから、一時は見物もみんな呆気あっけに取られているとくだん周章者あわてものは、いよいよき込んで
大菩薩峠:24 流転の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
然しながらそういう人々は階級藝術の意義を遂に理會し得ず、調子に浮かされて吾知らずその運動の中へ飛びこんでいる周章者あわてものに他ならぬのだ。
文芸運動と労働運動 (旧字旧仮名) / 平林初之輔(著)
「どう仕りまして……飛んだ周章者うろたえもので御座います。御仁体ごにんていをもわきまえませず、御都合も伺いませずに斯様かような事を取計とりはからいまして……」
斬られたさに (新字新仮名) / 夢野久作(著)