“春章”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しゅんしょう60.0%
しゆんしやう40.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
これ安永年代一般の画風にして、やがて春章しゅんしょう清長きよなが政演まさのぶら天明の諸家を経てのち、浮世絵はついに寛政時代の繊巧緻密ちみつの極点に到達せるなり。
江戸芸術論 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
春信はるのぶ春章しゅんしょう歌麿うたまろ国貞くにさだと、豊満な肉体、丸顔から、すらりとした姿、脚と腕の肉附きから腰の丸味——富士額ふじびたい——触覚からいえば柔らかい慈味じみのしたたる味から
明治美人伝 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
春章しゆんしやうや歌麿の美人画代りに、きた女菩薩によぼさつでも探し出して、腰弁当でちよく/\出掛けたらどんな物だらう。
自分は春信はるのぶ歌麿うたまろ春章しゆんしやうや其れよりくだつて国貞くにさだ芳年よしとしの絵などを見るにつけ、それ等と今日の清方きよかた夢二ゆめじなどの絵を比較するに、時代の推移は人間の生活と思想とを変化させるのみならず
虫干 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)