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春霞
ふりがな文庫
“春霞”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
はるがすみ
94.4%
しゆんか
5.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
はるがすみ
(逆引き)
彼は煙草を持った手をダランと垂れて、ポカンと口をあいて、物憂い
春霞
(
はるがすみ
)
の中に、さも
心地
(
ここち
)
よく舟を
漕
(
こ
)
いでいた。コクリコクリと、居眠りの最中であった。
人間豹
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
千曲川の岸に
蓮華草
(
れんげ
)
が咲き、
姥捨
(
うばすて
)
山の山つづきに
百鳥
(
ももとり
)
が
囀
(
さえず
)
りを交わすようになると、向かい合った稲荷山と篠井の里とは、薄紫の
春霞
(
はるがすみ
)
に朝と晩とを化粧され
蔦葛木曽棧
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
春霞(はるがすみ)の例文をもっと
(17作品)
見る
しゆんか
(逆引き)
彼
(
か
)
の『
巌頭
(
がんとう
)
の感』は失恋の血涙の紀念です、——彼が言ふには、我輩は
彼女
(
かのぢよ
)
を思ひ浮かべる時、此の
木枯
(
こがらし
)
吹きすさぶが如き
荒涼
(
くわうりやう
)
の世界も、忽ち
春霞
(
しゆんか
)
藹々
(
あい/\
)
たる和楽の天地に化する
火の柱
(新字旧仮名)
/
木下尚江
(著)
春霞(しゆんか)の例文をもっと
(1作品)
見る
“春霞”の意味
《名詞》
春の霞。はるがすみ。
(出典:Wiktionary)
“春霞”の解説
春霞(はるがすみ)は、春の季節に立つかすみである。冬から春になると、遠くの景色が見えにくくなること。春のかすみ。
(出典:Wikipedia)
春
常用漢字
小2
部首:⽇
9画
霞
漢検準1級
部首:⾬
17画
“春”で始まる語句
春
春日
春風
春秋
春雨
春水
春寒
春信
春宵
春蚕
検索の候補
春山霞男
“春霞”のふりがなが多い著者
木下尚江
国木田独歩
高浜虚子
林不忘
斎藤茂吉
木暮理太郎
神西清
吉川英治
江戸川乱歩
夏目漱石