トップ
>
はるがすみ
ふりがな文庫
“はるがすみ”の漢字の書き方と例文
語句
割合
春霞
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
春霞
(逆引き)
魚容は気抜けの余りくらくら
眩暈
(
めまい
)
して、それでも
尚
(
なお
)
、この場所から立ち去る事が出来ず、廟の廊下に腰をおろして、
春霞
(
はるがすみ
)
に煙る湖面を眺めてただやたらに溜息をつき
竹青
(新字新仮名)
/
太宰治
(著)
甲斐駒の峰々から残雪がすっかり消えると、朝毎の濃霧もいつか間遠になり、やがて
春霞
(
はるがすみ
)
が高原の夕を染めはじめた。
谿川
(
たにがわ
)
の水は溢れるように
嵩
(
かさ
)
を増し畑の麦は日毎に伸びた。
春いくたび
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
やむをえず、好い加減に
領承
(
りょうしょう
)
した。そこで
羽衣
(
はごろも
)
の
曲
(
くせ
)
を謡い出した。
春霞
(
はるがすみ
)
たなびきにけりと半行ほど来るうちに、どうも出が好くなかったと後悔し始めた。はなはだ無勢力である。
永日小品
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
はるがすみ(春霞)の例文をもっと
(17作品)
見る
“はるがすみ”の意味
《名詞》
春の霞。
(出典:Wiktionary)
検索の候補
しゆんか