“領承”の読み方と例文
読み方割合
りょうしょう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
やむをえず、好い加減に領承りょうしょうした。そこで羽衣はごろもくせを謡い出した。春霞はるがすみたなびきにけりと半行ほど来るうちに、どうも出が好くなかったと後悔し始めた。はなはだ無勢力である。
永日小品 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
もっとも、大石殿の若党室井むろい左六が仲間どもを連れて先へ行っているから、それらのものに持たせて、貴公はただ宰領してきてもらえばいいというのだ。小平太は領承りょうしょうしてすぐに立ち上った。
四十八人目 (新字新仮名) / 森田草平(著)