“りょうしょう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
諒承22.2%
料峭11.1%
領承11.1%
了承5.6%
亮性5.6%
僚将5.6%
凌銷5.6%
涼霄5.6%
猟渉5.6%
稜峭5.6%
(他:3)16.4%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
木村ハ内心ハナハダシク興奮シテイタニ違イナイガ、「ハア」ト云ッテ努メテ無表情ヲ装ッテ、諒承りょうしょうシテ去ッタ。
(新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
「貴船の申入れを大たい諒承りょうしょうした。くわしい返事は、水夫竹見を通じて申入れるから、しばらくまたれよ」
火薬船 (新字新仮名) / 海野十三(著)
はるかなる頭の上に見上げる空は、枝のためにさえぎられて、手のひらほどの奥に料峭りょうしょうたる星の影がきらりと光を放った時、余は車を降りながら、元来どこへ寝るのだろうと考えた。
京に着ける夕 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
料峭りょうしょうの候である。
酒徒漂泊 (新字新仮名) / 佐藤垢石(著)
小平太は領承りょうしょうしてすぐに立ち上った。
四十八人目 (新字新仮名) / 森田草平(著)
やむをえず、好い加減に領承りょうしょうした。
永日小品 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
八百屋の書付かきつけに蘿蔔一束あたい十有幾銭と書きて、台所の阿三おさんどんがまさにこれを了承りょうしょうするの日は
小学教育の事 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
列を追ッかけて来て「——狼藉者ろうぜきものを渡せ」と罵り「ここをどこと思う。もったいなくも御連枝ごれんしの宮、すなわち天台座主ざす亮性りょうしょう法親王のお住居なるを」と、その乱暴をたしなめた。
私本太平記:13 黒白帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
また、大坂表にある織田信澄のぶずみは、光秀の婿むこでもあるから、彼がこれにも望みをつないでいたことは確かだが、その信澄は、僚将りょうしょうの丹羽、蜂屋などの手に襲われて死したといううわさが、もう一般に聞え渡っていた。
新書太閤記:08 第八分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
気宇凜然りんぜんとして山河を凌銷りょうしょうし、万象瑩然えいぜんとして清爽せいそう際涯さいがいを知らずと書物には書いてあります。
狂人は笑う (新字新仮名) / 夢野久作(著)
しかも、涼霄りょうしょうの花も恥ずらん色なまめかしいよそおいだった。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ところでこの真なるものも、いわゆる分化作用で、いろいろの種類と程度を有しているには相違ない、英仏独露の諸書を猟渉りょうしょうしたらばその変形のおもなものを指摘する事はできる事になりましょう。
文芸の哲学的基礎 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
皚々がいがいたる白雪山川を封じ了んぬ。筆端のおのずから稜峭りょうしょうたるまたむをざるなり」
星座 (新字新仮名) / 有島武郎(著)
ここおいて南軍おおいに敗れ、殺傷万余人、馬三千余匹をうしない、糧餉りょうしょうことごとく燕の師にらる。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
かくて対塁たいるい日をかさぬるうち、南軍に糧餉りょうしょうおおいに至るの報あり。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
「あの黄一峯は公孫大嬢こうそんたいじょう剣器けんきのようなものでしたよ。筆墨はあっても、筆墨は見えない。ただ何とも言えない神気しんきが、ただちに心に迫って来るのです。——ちょうど龍翔りょうしょうかんはあっても、人やつるぎが我々に見えないのと同じことですよ」
秋山図 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)