“りょうしょう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
諒承28.6%
料峭14.3%
領承9.5%
糧餉4.8%
了承4.8%
亮性4.8%
僚将4.8%
凌銷4.8%
涼霄4.8%
猟渉4.8%
稜峭4.8%
良霄4.8%
龍翔4.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
欧州の情勢平穏となる(二十一語不明)四国島のこと諒承りょうしょう、総督府はその地のことに暫定すべし、地理測量のため人員派遣す、十二月初旬
風流太平記 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
料峭りょうしょうの候である。余寒がきびしい。榛名山の西の腰から流れ出す烏川の冷たい流れを渡り、板鼻町へ入ったとき、さつま芋を五銭ほど買って、三人で分けて食べた。
酒徒漂泊 (新字新仮名) / 佐藤垢石(著)
もっとも、大石殿の若党室井むろい左六が仲間どもを連れて先へ行っているから、それらのものに持たせて、貴公はただ宰領してきてもらえばいいというのだ。小平太は領承りょうしょうしてすぐに立ち上った。
四十八人目 (新字新仮名) / 森田草平(著)
ここおいて南軍おおいに敗れ、殺傷万余人、馬三千余匹をうしない、糧餉りょうしょうことごとく燕の師にらる。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
かくて対塁たいるい日をかさぬるうち、南軍に糧餉りょうしょうおおいに至るの報あり。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
台所の阿三おさんどんがまさにこれを了承りょうしょうするの日は、明治百年の後もなお覚束おぼつかなし。
小学教育の事 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
列を追ッかけて来て「——狼藉者ろうぜきものを渡せ」と罵り「ここをどこと思う。もったいなくも御連枝ごれんしの宮、すなわち天台座主ざす亮性りょうしょう法親王のお住居なるを」
私本太平記:13 黒白帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
大坂表にある織田信澄のぶずみは、光秀の婿むこでもあるから、彼がこれにも望みをつないでいたことは確かだが、その信澄は、僚将りょうしょうの丹羽、蜂屋などの手に襲われて死したといううわさが
新書太閤記:08 第八分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
気宇凜然りんぜんとして山河を凌銷りょうしょうし、万象瑩然えいぜんとして清爽せいそう際涯さいがいを知らずと書物には書いてあります。
狂人は笑う (新字新仮名) / 夢野久作(著)
しかも、涼霄りょうしょうの花も恥ずらん色なまめかしいよそおいだった。かみにおやかに、黄金きん兜巾簪ときんかんざしでくくり締め、びんには一つい翡翠ひすいせみを止めている。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ところでこの真なるものも、いわゆる分化作用で、いろいろの種類と程度を有しているには相違ない、英仏独露の諸書を猟渉りょうしょうしたらばその変形のおもなものを指摘する事はできる事になりましょう。
文芸の哲学的基礎 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
皚々がいがいたる白雪山川を封じ了んぬ。筆端のおのずから稜峭りょうしょうたるまたむをざるなり」
星座 (新字新仮名) / 有島武郎(著)
匹夫ひっぷ、匹婦も強死きょうしすれば、その魂魄、なおよく人に馮依ひょういして、もって淫厲いんれいをなす、いわんや良霄りょうしょうをや
通俗講義 霊魂不滅論 (新字新仮名) / 井上円了(著)
ちょうど龍翔りょうしょうかんはあっても、人やつるぎが我々に見えないのと同じことですよ
秋山図 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)