“領家”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
りょうけ85.7%
リヤウケ14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そういういい伝えのある井戸は、まだこの近辺の村にも二つも三つもあります。(秋葉土産。静岡県周智しゅうち郡犬居村領家りょうけ
日本の伝説 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
篠村の領家りょうけには、長々、今日の時節を待っていた引田妙源やそのほかがいた。また一色右馬介について、これまで、さまざま働いてきた者どももいた。
私本太平記:08 新田帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
其は、地方の領家リヤウケの勢力下から逃げこんだ家の由緒を、完全に忘れ果てゝからであつた。其カミから持ち伝へた口立ての系図には、利仁・良文や所縁ツガもない御子ミコ様などを、元祖と立てゝゐた。
山のことぶれ (新字旧仮名) / 折口信夫(著)