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『春いくたび』
ふりがな文庫
『
春いくたび
(
はるいくたび
)
』
霧のふかい早春のある朝、旅支度をした一人の少年が、高原の道をいそぎ足で里の方へと下って来た。……年は十八より多くはあるまい、意志の強そうな唇許と、睫のながい、瞠いたような眼を持っている、体はがっちりとしては見えるが、まだどこやら骨細なので腰 …
著者
山本周五郎
初出
「少女の友」実業之日本社、1940(昭和15)年4月号
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約18分(500文字/分)
朗読目安時間
約30分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
虚
(
うつ
)
柄
(
つか
)
畔
(
あぜ
)
眩
(
まばゆ
)
納
(
しま
)
言
(
こと
)
其
(
そ
)
創
(
はじ
)
尖
(
さき
)
悪
(
にく
)
斯
(
こ
)
朱
(
あか
)
殆
(
ほと
)
煎
(
い
)
相
(
すがた
)
瞠
(
みひら
)
籠
(
こ
)
血気
(
ちのけ
)
飛沫
(
ひまつ
)
万延
(
まんえん
)
些
(
いささ
)
仰有
(
おっしゃ
)
伏見
(
ふしみ
)
伴
(
つ
)
佐賀
(
さが
)
俤
(
おもかげ
)
僅
(
わず
)
其処
(
そこ
)
冠
(
かぶ
)
刀痕
(
とうこん
)
勉
(
つと
)
勾配
(
こうばい
)
却
(
かえ
)
厨
(
くりや
)
叩
(
たた
)
呉
(
く
)
呟
(
つぶや
)
咳
(
せき
)
唇許
(
くちもと
)
啜
(
すす
)
喘
(
あえ
)
噛
(
か
)
囁
(
ささや
)
坐
(
すわ
)
外套
(
がいとう
)
太腿
(
ふともも
)
威
(
おど
)
嬉々
(
きき
)
宛
(
あ
)
岐
(
わか
)
嵩
(
かさ
)
嶺
(
みね
)
帷
(
とばり
)
廏
(
うまや
)
廻
(
まわ
)
弘
(
ひろ
)
彼方
(
かなた
)
御旗
(
みはた
)
微
(
かす
)
或
(
ある
)
括
(
くく
)
揉
(
も
)
文久
(
ぶんきゅう
)
旅嚢
(
りょのう
)
春霞
(
はるがすみ
)
時鳥
(
ほととぎす
)
暗澹
(
あんたん
)
暫
(
しばら
)
曳
(
ひ
)
最早
(
もはや
)
朧
(
おぼろ
)
木魂
(
こだま
)
槍
(
やり
)
歇
(
や
)
此処
(
ここ
)
歴々
(
ありあり
)
泪
(
なみだ
)
活々
(
いきいき
)
清国
(
しんこく
)
溢
(
あふ
)
濡
(
ぬ
)
焔
(
ほのお
)
然
(
しか
)
犢
(
こうし
)
畔
(
ほとり
)
疋
(
ぴき
)
百舌
(
もず
)
直弼
(
なおすけ
)
眉
(
まゆ
)
眤
(
じっ
)
眩
(
まぶ
)
眼許
(
めもと
)
睫
(
まつげ
)
瞠
(
みは
)
瞼
(
まぶた
)
筈
(
はず
)
籠
(
こも
)
粥
(
かゆ
)
綴
(
つづ
)
縞
(
しま
)