“佐賀”の読み方と例文
読み方割合
さが100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
伊予の西の端に指のように突き出た佐田岬さだみさき半島と豊後の佐賀さがせき半島とは、大昔には四国から九州につながった一つの山脈であったのが
瀬戸内海の潮と潮流 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
杉原すぎはら卒業後そつげふご高等文官試驗かうとうぶんくわんしけん合格がふかくして、其時そのときすで或省あるしやう奉職ほうしよくしてゐたのだが、公務上こうむじやう福岡ふくをか佐賀さが出張しゆつちやうすることになつて、東京とうきやうからわざ/\つてたのである。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
高原の村にも、年々の世の移り変りは伝わって来る、江戸が東京となり皇居が御東遷ごとうせんになった。諸藩が廃されて府県が置かれた。佐賀さがの乱が起り、薩摩さつまの乱が起った。
春いくたび (新字新仮名) / 山本周五郎(著)