“襟章”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
えりしょう66.7%
えりしやう16.7%
えりじるし16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
誰もいないと思った階段の下から、ヌッと坊主頭ぼうずあたまが出た。しばらくすると、全身を現した。襟章えりしょう蝦茶えびちゃの、通信員である一等兵の服装だった。
空襲葬送曲 (新字新仮名) / 海野十三(著)
襟章えりしやうも赤や緑のやうな際立きはだつた色ではなかつたから、砲兵であつたかも知れない。その男は八の方を見返りもせずに行つた。
金貨 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
ようようの事で席の極まるのを見ていると、中程より下に分科大学の襟章えりじるしを附けたのもある。種々な学校の制服らしいのを着たのもある。純一や瀬戸と同じような小倉袴こくらばかまのもある。
青年 (新字新仮名) / 森鴎外(著)