標章しるし)” の例文
その、燃えるような緑の髪も、惨苦と迫害の標章しるしでのうて、なんであろう。そもじは、ネルチンスクの銅山にまで流れていき、髪にそのような、中毒が現われるまで、つらい勤めを続けたのであろう。
紅毛傾城 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)