“マーク”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
符号37.5%
標章12.5%
刻印12.5%
12.5%
商標12.5%
記号12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そうして慣用の符号マークでもあった。
赤格子九郎右衛門の娘 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
のろいの標章マークを贈ったその人間をねらうこと正確に、しかもその心臓を美事みごとに射ちつらぬくことは、実に容易ならぬ技量である。
省線電車の射撃手 (新字新仮名) / 海野十三(著)
そのあとで警部は、今しがた第三の犠牲者のハンドバックから見付けてきた例の十字架に髑髏どくろ標章マークを、車内の明るい燈火ともしびの下で、注意深く調べた。
省線電車の射撃手 (新字新仮名) / 海野十三(著)
「そうではあるまい。お前なんか、要するに銀鮭シルバーサモンよ。どうしてもアメリカ人だと言い張るなら、腹を出して U.S.A. の刻印マークをみせろ。どうだ、ねえだろう、タアナッブめ」
南部の鼻曲り (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
大帝の御前おんまえに祈をささげ終った二人は、いかりマークのついた自動車を走らせて目黒の岡に向った。大佐がハンドルをにぎっている。自動車はとある森かげの小さい邸の前にとまった。
昭和遊撃隊 (新字新仮名) / 平田晋策(著)
もうここまで進んでいたのか……と思い思い今度は下駄を裏返してみると、まだおろし立てのホヤホヤで、福岡市大浜竪町おおはまたてちょう金佐かねさ商店という商標マークが貼ってあって、かかとの処に※と刻印が打ち込んである。
空を飛ぶパラソル (新字新仮名) / 夢野久作(著)
湯船の中ではみんな裸で、おじさんにしても新聞屋の記号マークのついたジャンパーなどは着込んでいないから、本来の値打が輝いていたのであろう。
おじさんの話 (新字新仮名) / 小山清(著)