“じるし”の漢字の書き方と例文
語句割合
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
土蔵じるしに、それと知って、左右太は、舟をとめさせ、しばし川の中から山善の住居や路地を見上げていた。
大岡越前 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
乃公おれの着いた日には仏蘭西フランス軽業師かるわざしが此瀑布の上で綱渡りをする所だった。お母さんはあれ狂人きちがいだと言ったが、一向いっこうじるしらしくもない。見た所音なしそうな人である。
いたずら小僧日記 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
しかもキじるしのする事でないとしたら、自分なぞは首をくくって死んでしまいたいと言うものがある。
夜明け前:04 第二部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)