“四個”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しこ33.3%
よっつ33.3%
よつ22.2%
よんこ11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それはさて置きしょうは苦役一年にして賞標しょうひょう四個しこを与えられ、今一個を得て仮出獄の恩典あらんとせる、ある日の事、小塚義太郎こづかぎたろう氏大阪より来りて面会を求めらる。
妾の半生涯 (新字新仮名) / 福田英子(著)
四個よっつの小鳥の脚の影は、やがて紛合もつれあった。戯れているらしい。と、二個ずつ離れ、つづいて、意外に高い、でも優しい啼き声が響いて来た。
血曼陀羅紙帳武士 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
そこへ又、の怪しい男があけみたる身をよこたえたのである。昔から魔所と伝えられた虎ヶ窟の前に、かかる浅ましい姿の者が四個よつまでもならんだのを見た人々は、そも如何いかに感じたであろう。
飛騨の怪談 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
金鍔きんつば二錢にひやく四個よんこあつた。四海しかいなみしづかにしてくるまうへ花見はなみのつもり。いやうもはなしにならぬ。が意氣いきもつてして少々せう/\工面くめんのいゝ連中れんぢうたれ自動車じどうしや……ゑんタクでもい。
麻を刈る (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)