四個よっつ)” の例文
四個よっつの小鳥の脚の影は、やがて紛合もつれあった。戯れているらしい。と、二個ずつ離れ、つづいて、意外に高い、でも優しい啼き声が響いて来た。
血曼陀羅紙帳武士 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
この四個よっつの人影がここで組んずほぐれつ大格闘をはじめてしまいました。争うところはその袋入りの刀にあるらしい。
大菩薩峠:14 お銀様の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
今日出る前に上に並んだ炭に一々符号しるしを附けて置いたので御座います。それがどうでしょう、今見ると符号しるしを附けた佐倉が四個よっつそっくり無くなっているので御座います。
竹の木戸 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)