“よっつ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
四歳66.7%
四個14.3%
四才4.8%
四杯4.8%
四箇4.8%
四頭4.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「子供はまだ三歳みっつ四歳よっつじゃあどうにもならねえが、そのおふくろというのはまだ十九だそうだから、間違いがあっちゃあ可哀そうだ」
半七捕物帳:10 広重と河獺 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
この四個よっつの人影がここで組んずほぐれつ大格闘をはじめてしまいました。争うところはその袋入りの刀にあるらしい。
大菩薩峠:14 お銀様の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
手前の考えでは若様はだお四才よっつかお五才いつゝ御頑是ごがんぜもなく、何わきまえない処のお子様でございますから、万々一まん/\いち大殿様がお逝去かくれに相成った時には
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
數「それはと違うだろう、菊様はお血統ちすじだ、仮令たとえ四才よっつでも菊様が御家督にならなければなるまい、御舎弟を直すのは些と道理に違ってるように心得る」
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
たった三杯みっつ四杯よっつかさねただけなのに、武蔵の顔は、あかがねを焼いたようにてりだし、始末に困るように、時々手を当てた。
宮本武蔵:03 水の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そこで、耳元で振立てると、はっと呼吸が一つあって、振一振、左の小手が動いたかと見えると、天地振分けを四箇よっつまで隠した五本(?)の指がパッと開きました。
大菩薩峠:41 椰子林の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
前の四頭よっつかまわねえから新宿の問屋場へほうり込んで、このから尻だけは今夜のうちに、江川の邸へ着けてえんだ、よろしく頼むぜ
大菩薩峠:19 小名路の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)